買取価格はこうして決まる

ダイヤモンドの買取価格の決まり方

ダイヤモンドの国際的な市場が現在のような形に整えられるようになってから、まだ100年程度しかたっていないということをご存知ですか。それ以前からもダイヤモンドは存在しており、ヨーロッパの王侯貴族などの冠を華やかに彩っていたことはよく知られておりますが、当時はインドやブラジルが主産出国となっていて、あまりに希少価値が高すぎたため、ごく限られた階層の人にしか手に入れることができない宝石だったのです。しかし、今から100年ほど前にアフリカでダイヤモンドが発見され、様相は一転しました。安定供給が可能になったことで、かなり高めの値段であるとは言っても、一般の人でも手に入れられるようなレベルになり、それを流通させるために体系的な世界市場が形成されるようになったのです。

近年では、ロシアやオーストラリア、カナダ、中国にも新しい鉱山が発見されて、さらに市場が変化する可能性も考えられています。しかし、いずれにしても世界的規模で取引される商品ということになるわけですから、国際的に通用する正確な価値基準が必要になります。それを判断する基準が、「4つのC」と言われるカラット、カラー、クラリティ、カットです。世界的な取引市場では、この4つのCから判断されたダイヤモンド自体のグレードと、需要と供給のバランスから実際の取引価格が決定されるということになります。

 もしも、あなたが手持ちのダイヤモンドを買取業者に買い取ってもらおうと考えた場合には、そのダイヤモンドの大きさ、取引相場などの要素から買取価格が算出されるのが普通です。もちろん、大きさや取引相場のみだけで単純に価格が決まってしまうのではなく、傷の有無や内容物、全体的なプロポーションなども詳細に見て、最終的な買取価格が決定されることになります。この査定の内容については、お店によってかなり異なっていますので、できるだけ損をしたくないと考えているのであれば、複数の買取業者に査定依頼することをおすすめします。また、このようにして算出された価格そのままで買い取ってもらえるわけではなく、実際にはそこから買取業者のマージンが差し引かれることになりますので、各買取業者のマージンがどのようになっているのかについても、注意することが必要です。

たとえダイヤモンド自体の価値に対する評価が同程度であったとしても、そこから差し引かれるマージンが大きければ、実際に受け取ることになる金額がかなり少なめになってしまいます。ですので、あらかじめよく調べておくことが大切です。